
※本記事はケアマネジャーの方へ向けた内容です
本記事は、居宅介護支援事業所のケアマネジャーの方、ならびに医療・介護連携に関わる専門職の方向けに、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の運用について、練馬区の現場視点で整理したものです。
一般のご利用者・ご家族向けの説明とは一部視点や表現が異なる点をご了承ください。
練馬区における定期巡回の実際|ケアマネからよくある質問に答えます
「定期巡回、理屈はわかるけど実際どう使う?」
「他サービスとの併用、算定はどう整理する?」
定期巡回・随時対応型訪問介護看護については、
ケアマネの皆さまから運用面のご質問を多くいただきます。
【めぐみの会】では、
練馬区内での在宅支援の現場に即した形で
定期巡回を運用しています。
本記事では、よくある質問を一問一答でまとめます。
Q1:1回の支援時間はどのくらい?
目安は30〜40分程度です。
ただし、利用者様の状態や支援内容により
1時間程度となるケースもあります。
定期巡回は「短時間・高頻度」が基本ですが、
画一的に時間を区切るのではなく、
アセスメントに基づき柔軟に調整しています。
Q2:どんな生活支援・身体介護を行っている?
身体介護に加え、生活援助も行います。
例:排泄・食事・入浴などの身体介護
洗濯・買い物代行・掃除などの生活援助。
定期巡回だからといって「身体介護だけ」に限定せず、
在宅生活全体を支える視点で支援内容を組み立てています。
Q3: 訪問看護との連携体制について
訪問看護ステーション等と連携し、情報共有しながら支援します。
定期巡回事業所・訪問看護ステーション・ケアマネジャーが連携し、
MCS(医療・介護連携ツール)等も活用して情報共有を行います。
「誰が・いつ・何をしているか」が見える形を意識し、
役割分担を整理しながらケアを進めます。
Q4: 1日の訪問回数はどのくらい?
目安は1日3〜4回程度です。
ただし、
利用者・家族の希望、
ケアマネの意向、
事業所のアセスメント結果等を踏まえ、
訪問回数は個別に調整します。
Q5:ショートステイやデイサービスとの併用は可能?
可能です。
- デイサービス利用日:定期巡回事業所側が、介護度に応じて減算となります。
- ショートステイ利用日以外の日:定期巡回事業所側が、介護度に応じて日額算定となります。
※併用がある月は、月内での利用状況を整理し、算定の取り違えが出ないよう調整します。
Q6:連携型の定期巡回を利用した場合、利用者と訪問看護事業所との契約は必要ですか?
必要です。
定期巡回を利用する場合でも、
訪問看護事業所と利用者との間で契約が必要です。
また、契約書の中に
「定期巡回看護」の単位数の記載があるか、
必ず確認してください。
Q7:連携型の定期巡回を利用した場合、訪問看護の報酬算定は誰が行いますか?
訪問看護事業所が行います。
連携型の定期巡回利用時の訪問看護は、
「定期巡回看護」の単位数で訪問看護事業所が算定します。
居宅・定期巡回・訪問看護で役割が混同しやすいポイントのため、
事前に整理しておくことが重要です。
Q8:連携している訪問看護事業所でも日割り算定になりますか?
なります。
以下のケースでは日割り算定となります。
- サービスの開始・終了・死亡時
- 区分変更時(※月の途中で要介護5になった場合のみ)
- ショートステイ利用時(入所日~退所日まで算定不可)
- 医療保険適用時(特別訪問看護指示書が出た場合など)
月途中の変動が起こりやすいため、ケアプラン作成時から想定しておくとスムーズです。
Q9:入院した場合、定期巡回の算定はどうなりますか?
月途中で入院しても、包括報酬で算定可能です。
まとめ:ケアマネの皆さまと一緒に、状況整理しながら「使える定期巡回」へ
定期巡回は、制度を知っているだけでなく、
どう組み合わせ、どう運用するかが重要なサービスです。
【めぐみの会】では、導入前のご相談や
「このケースで使えるか?」といった段階から、
ケアマネの皆さまと一緒に情報整理しながら連携していきたいと考えています。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。
お問い合わせ(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)
- 定期巡回 めぐみの会(石神井) TEL:03-6913-1632
- 定期巡回 めぐみの会 大泉 TEL:03-6904-5762
- 定期巡回 めぐみの会 光が丘 TEL:03-5848-5635
- 定期巡回 めぐみの会 練馬 TEL:03-5848-4402
※ご相談の際は「要介護度」「同居/独居」「現在利用中サービス(デイ・ショート等)」を共有いただけるとスムーズです。
