2024年10月17日(木)練馬区立男女共同参画センター「えーる」にて、『第28回 介護・医療連携推進会議』を開催いたしました。
会議には練馬区の介護保険課の職員様、3つのエリアの地域支援包括センターのご担当者様、定期巡回めぐみの会のご利用者様と、ご家族様、多くの居宅介護支援事業所のケアマネージャー様など、25名の方にご参加いただいました。
会議では「定期巡回めぐみの会」の紹介VTRや、駆け付けの様子をまとめた動画を映写させていただきました。
■事例紹介
2つの居宅介護支援の事業所様には、事例の発表をそれぞれ行っていただきました。
「光が丘訪問看護ステーション」の永沼様には、『がんターミナル期における定期巡回・随時対応型訪問介護看護への移行の効果』をテーマに、ご利用者様本人とご家族をお招きし、事例を発表していただきました。
また「ケアプラン野いちご」の深澤様には、『身体機能が低下しても自宅での生活を望み定期巡回を利用したケース~気管切開・介護保険サービス初利用~』のテーマで事例を発表していただきました。
■定期巡回状況報告
当会議で報告させていただいた、「定期巡回めぐみの会」の運営状況は以下の通りです。
■質疑応答
会議では質疑応答や意見交換が行われました。
Q:定期巡回での生活支援援助についての確認です。買い物援助で60分のケアの場合は自費になりますか?介護保険の中でのサービス提供になりますか?
A:独居の場合は、生活援助も定期巡回のサービスとして介護保険内で提供しております。ご家族と同居されている場合は、家族にお願いしておりますが、ご家族に疾患がある場合はご相談下さい。
Q:利用者さん側から見ると、皆さんの連携がうまく取れているように感じます。ヘルパー間の連携について工夫されている点があれば教えてください。
A:法人としてITC化を進めております。現在、Care Palette Home/Nurse(ケアパレット ホームナース)とLINEワークスを利用し、利用者ごとに情報を共有し、援助内容や状態を把握しています。
■参加者からのコメント
当会議に参加された方からご意見やご感想をいただきました。一部ご紹介させていただきます。
▼ご利用者様のご家族
「とてもいい気分転換になりました。参加させていただいて皆さんありがとうございました。」
▼練馬区介護保険課職員
「現場の方々の、皆様のお声を直接うかがうという機会が少なかったので大変勉強になりました。自分が想像しきれない部分もたくさんあり、皆様のご尽力のおかげで介護保険が成り立っているんだなと感じています。」
▼地域包括支援センター職員
「”定期巡回”という言葉は、『こういうサービスがありますよ』と説明はさせていただきますが、実際こうやって見させていただくと、すごいんだなと。皆さんが、様々な方を支えているというか、その中で最後まで家で生活をしていこうということを支えるというのは簡単に言いますけど、なかなか難しいことだなと思うので、そういう実例を、今日も2例見せていただいて本当に勉強になったと思います。」
▼会議に参加した”新人”ケアマネージャー
「今まではずっと施設に長く勤めていたので、介護が必要でも、ご自宅で療養されている方の暮らしに触れて、たくさんの方たちの支えがあって、皆さんお暮しなんだなと改めて勉強させていただきました。」
▼地域包括センターへ実習中の大学生
「勉強の中で学ぶことと、実際にどのような事をやるか、イメージが全くつかなかったのですが、2つの事例を聞いて、現状とその後の関係づくりに役立つメリットなどを聞いて、すごく勉強になりました。貴重な機会をありがとうございました。」
■次回開催
次回の開催は2025年4月を予定しております。